top of page

森の天体観測所日記

観測所での日々の記録です

スマホでは写真をタッチすると記事に飛びます。
​記事一覧にもどるには左下の戻るボタンをタッチしてください。

北極星が見えなくても極軸を合わせる方法はあるので、試してみることにしました。

若い時に一度やってみましたが、上手くいかなかったのであまり期待はしていませんでした。

天の赤道上の星が子午線上に来た時をねらってその動きで極軸の方向を東西に補正します。

次に、東北方向で高度45°ほどの星をねらってその動きで極軸の方向の高さを補正します。

2600MMカメラでパソコン画面に星を表示して動きを補正していきました。最終的には10分

たってもほぼ星は動かなくなりました。高橋製作所の極軸望遠鏡の精度に匹敵する精度でセッティング出来たかは実際に撮影してみないと分かりません。19日の大雨のあと梅雨明けとなり、21日の夜には撮影することが出来ました。ASI2600MMカメラでHαの撮影は初めてです。さて、どうなることやら。


M8 干潟星雲です。いて座


中央やや左の明るい部分の詳細が写っています。

星雲全体が立体的に映っています。

ガイドも大変正確で、高橋の極軸望遠鏡と同等か上回っている感じです。

災い転じて福となす、でかえって精密に極軸が合ったみたいです。

拡大した写真はホームページのモノクロをぜひ見てください。





ペリカン星雲です。  はくちょう座

中央の細長く伸びた黒い雲の先から上下に白いすじが出ています。これはハービックハロー天体といって、原始的な恒星が誕生する際に星の北極と南極からガスのジェットが噴出しているのですが、その様子が写っているのです。アマチュア写真できれいに写すのはなかなかむつかしいと思います。

まずはめでたしめでたし。

最高の結果が出ました。おいしいビールが飲めました。






NGC281星雲    カシオペア座


この写真も星雲が立体的に写っていて、細部まで詳細に分かります。

明るく細く柱のように伸びているのは、象の鼻といってこれから星が誕生するところです。

いやあ、ここまで写るとは感動です。16ビットのすごさです。







梅雨がようやく開けました。














晴れて芝生が輝いています。














夕方の雲です。















山荘入口のフェンスを一部外して入口のアーチと扉を作ります。そのために長さや高さを測っているところです。

















4月20日から4月24日までは山荘入口のフェンスを組み立てて張っていきました。

6月16日から6月20日までは山荘入口のフェンスが完成しました。

新月近くでしたので撮影の準備に極軸合わせをしようとしたら、なんと!北極星がありません。何度見てもありません!謎です。極軸望遠鏡のピントを合わせなおしたりしましたが、ありません。謎のままその夜は撤収しました。次の日の昼間に北極星があるはずの辺りを見ると、木が成長して北極星をかくしているのがわかりました。その木を切るべく近づいてみると、大木で私のチェーンソーでは歯が立ちそうにありません。我が観測所も一巻の終わりか!


写真の枯木のすぐ左横の木の葉の中に北極星がかくれています。

 北極星が見えないと撮影が出来ません。万事休す!なんとかしなければ‥。

bottom of page